行政の処分に不服があるとき、裁判以外の方法とは?

行政の処分に不服があるとき、裁判所に処分の取消訴訟を起こすことができます。

実は裁判以外にもうひとつ、処分の取消を請求する方法があります。

それは、大臣、知事など(行政庁と呼びます)に不服審査請求をすることです。

不服審査請求をすると行政不服審査法に基づいて審査が行われ裁決が下ります。

請求認容の裁決が下れば取消処分が取り消され、以前の許可された状態に戻ります。

不服審査請求は特定行政書士が代理人を務めることができます(但し条件有り)。

訴訟との違いは、ジャッジをする部門が行政庁か裁判所かの違いになります。

裁判の場合は司法(裁判所)が客観的に国民と行政のどちらの言い分が正しいかを審判しますが、不服審査請求の場合は、行政庁(大臣、知事など)がジャッジします。

不服審査請求は裁判を起こすよりも手軽にすることができます。

まずはお近くの特定行政書士に相談してみることをお勧めします。